11/29/2017

nov.28

描きかけの絵。ケヤキ林にぽんぽんと咲いたように見えた宿り木を思い出しながら。


11/12/2017

チャルカの新しい封筒







-これ、罫線が太すぎるけど印象に残る。こんな商品はどうかな。

-そう、前から気になってて。

-ああ…また新商品作るんですか(あきれた顏で)

-でも罫線だけでこんなに強い。使いにくいかもしれないけど。

-この感じが好きな人は必ずいるはず。

-よし。この工業製品を作った昔の彼(東欧の職人デザイナー)みたいに僕も線を引こう。

-様々な太さのペンで違う肌触りの紙に書いてみてください。

-そしてその線のピッチを細心に調整する…これ一年くらいかかるかも。



大阪の雑貨店チャルカの倉庫での今から1年前の会話である。
それで、本当に一年経ってしまった。
単純なものほど時間がかかるのだろうか?

紙モノ雑貨の領域ではパイオニアである店主の東欧紙コレクションは棚に山盛り。
今回はそのアーカイブの一つからヒントを得て制作した。

たくさんの横線と格子模様の原稿データが行ったり来たり。
もういつ終わるのかわからないくらい線を引いていた。

そうして出来た新商品の今回はブラウンクラフトに太いブルーの格子模様の一品と同じくホワイトクラフトに太い横線の一品。

そのルーツは前述の様にチャルカの紙博物館の昔の東欧の便箋にある。
back to basics.

二つの封筒&便箋セットには狐のカットが入ったレッテルが封入。
出来上がりは上々の上なので、手紙に、メモに創作に、楽しく使っていただけたら嬉しい。
チャルカやその商品を取り扱う店舗で購入できる。●CHARKHA

個人的には白クラフトの文字の滲むサーフェスが気に入った。
写真の日記風の文と欧文の筆記体はそれぞれ別の意味で未熟で恥ずかしいものだけど折角書いた見本だから載せて置き逃げである。チャオ。