2017年12月11日月曜日

expo [GOUACHES] @ Calo Bookshop&Cafe


展覧会のお知らせ。

12月19日から大阪・肥後橋の書店Calo Bookshop & Cafeで久しぶりの展覧会を行う。
今回はグアッシュ(水彩を不透明画法で描いた技法)の絵で。
グアッシュ画はグレーの色調が美しく、今の自分の嗜好に合っているかなと思っている。
そのための絵具は下にもいくつか写真を掲載したが、とうの昔に干涸びており湯でゆっくり戻しながら描いている。
アクリルの入ったグアッシュ絵具だとそうはいかない。
由緒正しい昔ながらのグアッシュは湯戻しできる。笑 

この秋に旅したフランスースペイン大西洋沿岸の町の絵が多い。広島の絵も。
会期は正月を挟んで1/20まで。
ぜひゆっくりご覧戴きたい。
あなたのお気に入りの絵に出会えますように。(制作中で まだ頑張る)

nakaban expo GOUACHES
12月19日(火)~2018年1月20日(土)
※12/31~1/4は年末年始休業。1/8は18時まで臨時営業。最終日は17時まで。
Calo Bookshop & Cafe
550-0002大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階



使用しているのはこれらの水彩絵具。
フランス イギリス 韓国 日本と多国籍。
Lefranc et Bourgeoisの"LINEL-gouache"は大阪に住んでた20年前に笹部画材で買ったやつだね。

2017年11月29日水曜日

nov.28

描きかけの絵。ケヤキ林にぽんぽんと咲いたように見えた宿り木を思い出しながら。


2017年11月12日日曜日

チャルカの新しい封筒







-これ、罫線が太すぎるけど印象に残る。こんな商品はどうかな。

-そう、前から気になってて。

-ああ…また新商品作るんですか(あきれた顏で)

-でも罫線だけでこんなに強い。使いにくいかもしれないけど。

-この感じが好きな人は必ずいるはず。

-よし。この工業製品を作った昔の彼(東欧の職人デザイナー)みたいに僕も線を引こう。

-様々な太さのペンで違う肌触りの紙に書いてみてください。

-そしてその線のピッチを細心に調整する…これ一年くらいかかるかも。



大阪の雑貨店チャルカの倉庫での今から1年前の会話である。
それで、本当に一年経ってしまった。
単純なものほど時間がかかるのだろうか?

紙モノ雑貨の領域ではパイオニアである店主の東欧紙コレクションは棚に山盛り。
今回はそのアーカイブの一つからヒントを得て制作した。

たくさんの横線と格子模様の原稿データが行ったり来たり。
もういつ終わるのかわからないくらい線を引いていた。

そうして出来た新商品の今回はブラウンクラフトに太いブルーの格子模様の一品と同じくホワイトクラフトに太い横線の一品。

そのルーツは前述の様にチャルカの紙博物館の昔の東欧の便箋にある。
back to basics.

二つの封筒&便箋セットには狐のカットが入ったレッテルが封入。
出来上がりは上々の上なので、手紙に、メモに創作に、楽しく使っていただけたら嬉しい。
チャルカやその商品を取り扱う店舗で購入できる。●CHARKHA

個人的には白クラフトの文字の滲むサーフェスが気に入った。
写真の日記風の文と欧文の筆記体はそれぞれ別の意味で未熟で恥ずかしいものだけど折角書いた見本だから載せて置き逃げである。チャオ。


2017年10月27日金曜日

oct.27

ドノスティア。
飴色の西陽が眩しい海辺の街角。
バスクは犬を連れて歩く人が本当に多い。
だからこの絵にもシルエットを描き加えてみようかな。


2017年10月22日日曜日

oct.22

Librairie bouquiniste kontrapas

Gare de Bayonne 

ペイ・バスクの町バヨンヌ。
川がとうとうと流れていいところ。
最初は少しさみしいところたと感じたが過ごすうちに好きになった。

海岸の町サンジャンドリュズやビアリッツにもバスで行ける。
午後の陽の光の飴色。チョコレートは最近の日本と同じくらいの貴重品扱い。
真夜中の街灯のオレンジ色。うろつく犬。
サン・テスプリ橋は工事中。




2017年10月19日木曜日

Oct. 18

.
À place de capitole, Toulouse.

2017年10月17日火曜日

Oct 16

Dans le hall de gare Montmartre.
モンマルトル駅から高速鉄道で南へ。


2017年10月16日月曜日

oct 15





2017年9月30日土曜日

sep 30


2017年9月28日木曜日

sep 28



やぶって塗って。
昨日には存在しなかった人たち。
微笑むようにとまったく意識しないで描くのに微笑んでいるのはどうしてだろう。
顏を入れる時のかすかな気持ちのゆれの作用だろうか。

L'autre jour, j'ai fait quelques poupées de papier.
j'ai déchiré le papier et l'ai peint.

ils sourirent et dansent.

2017年9月21日木曜日

水彩画のワイン



「翼の王国」のカリフォルニア・ワインの連載記事のイラストレーションは珍しく水彩画。飛行機はオフラインだから「翼の王国」の記事はゆっくり読んでもらえるのだろう。記事そのものも面白いのは当然として。
会う人から飛行機で「絵をみたよ」とよく言われる。
オフラインであることのありがたみを考える。
それがこんなにも価値になるとは。
その見えにくい価値ある時間はさみしさや自身の弱さに勝たなければ手に入らない。











2017年9月19日火曜日

「その絵をください」

ライブで、ワークショップの後での場面で僕が描いた絵をくださいと言われることがある。今回もそういうことがあって。
通常ならお断りすることが多い。

けれど僕はたいていそういう場では役目が終わって肩の荷がおりてホッとしてるのかヘラヘラしている。おまけにライブペイントは楽しかったしワークショップもまた充実していたりして、ほっとする時間。

一番油断してる時で、そのタイミングで「絵をください」。

そう言われたとき、本当にその人を感心してしまう。そして困ってしまう。
僕は少し困ったそぶりをする。

相手は(たいてい女性)は多分、僕の困惑を察する。

でもわざとそれに気づかないふりをしたりして。
さあ 画家さん、絵をくれるのくれないの という感じで。

女の人って恐ろしい。

間に耐えられなくなって、結局仕方なく絵を差し出した。
気が弱いのである。

僕はもう敗北していた。


でも、最後の抵抗でサインはしなかった。



僕はそんなことがあった旅の帰り道でいつも後悔する。
絵をただであげたりもらったりすることには良いことがひとつもないからね。

そいで、そのときの話。
それを見たもう一人の人に絵をねだられたが(そりゃそうだよな)お断りした。



でも彼女の方がある意味幸運である。


なぜ彼女の方が幸運なのかは書くのはとても野暮だから書かない。


そんな事を書くといままで僕に絵をねだってタダで絵をもらった人は気を悪くされるかもしれない。

今までのことは気にしないでほしい。その絵はもしよかったら飾ってほしい。
でもこれからはそういうのは無しにさせてもらおうかと思う。

ついでにいうと、絵本にサインをするときに絵を添えて描くのもあんまり好きじゃない。
あれこそは絵の安売りだと思う。

あの風習、誰が始めたのかな。
さっさっと絵を描くのが上手い手塚先生かな。
色紙にことばを一筆して絵も描いてみせた昔のひとかしら。

まあいいや。


絵をただでさしあげてしまったこと。

このことにくよくよすることによって、絵の仕事という幻想にしがみつく自分の滑稽さも同時に目の当たりにするのである。

なんともあちらこちらと情けない。



これからは、無しだぞ。



2017年9月15日金曜日

sep 15

福岡。明日は線をひくワークショップ。

2017年9月2日土曜日

this summer



kumamoto


tokyo



hiroshima


kobe 
kyoto




fukuoka



乗り物に乗れてさえいれば映画館は必要なかった。

あちらこちらと移動に明けくれて それに負けじと制作も。

自分が二人いるようなおかしな気分だった。
ちょっと日焼けしてしまった。
みなさんも良い秋の始まりを。

2017年8月27日日曜日

aug 27

油絵を描いている。

本の挿絵の仕事なんだけど、とても自由にやらせてもらえている。

クレープのように積み重なっていく絵。



油絵は絵の具の塗り重ね作業の連続。でも不思議と飽きないのは何故だろう。

その飽きない理由のひとつにこういうことがある。

ひとつ色を塗り重ねるとその下に隠れた色の影響で見え方の印象が大いに違ってくる面白さがあるということ。

一見の平面上ではほぼ同じ見た目なのに心で感じる所は大きく違う。


それは思いっきりミクロの視点になれば結局は原子の構造がすかすかであるためである。
光線は隠れた色の層にもわずかではあるが確実に届いて反射している。

そう説明しておきながらそれだけではないような気もする。

メロンの絵を塗りつぶしてみかんの絵をかけばそれを見るひとはメロン風味のみかんの味を感じる。…かどうかは判らないがそれに似たことはあるだろう。人の無意識はおそろしい。

そのようなことがあるので油絵というものは特に人の無意識に働きかける絵なのだと思う。
見る人が気づいても気づかなくてもそれでよい。

描くほうの人としては全部みられているというか、でも誰に?
誰かに何かを試されるような全くわけのわからない状態になる。

だから僕はそれが怖いような気がしてそろそろと一つ一つ丁寧に塗って行く。

でも結局はそれは逆効果で立ち止まってその絵を破いてしまう。
絵というものでは丁寧であるということが必ずしも良くなくて、むしろ悪い。
これをしていてもあんまりいい絵にならないのだ。何故か。

ひとはこの丁寧であるということに安住してしまうからだ。
それは絵にいちばん大切なパッションを摩耗させる。

そして丁寧な作品を作ってしまうことによってその丁寧さを誰かに押し付けてしまうことになってしまうからだ。


ジャズがスウィングをしなければ意味が無いのと同様、絵を描く時にはこの夏の暑ささえも丸呑みして涼しくいられるようなパッションがなくてはする意味が無い。
(ただこのようなことを書く言い訳として、丁寧であろうとすることにパッションが発生し、持続するならばそれはすごいことだと思う)


ではそのパッションが欲しくなる。

それはどこにあるのか。
どこに行ったら買えるのか。笑

ドアの外に飛び出しても世界のどこにも売ってないし落ちて無い。

どうやら絵を描くときのストロークの一つ一つからちいさなパッションを得て打ち返すという方法しかないらしい。音楽だったらタッチだし、料理だったら食材から立ち上る香り。

なんだかとてもミニマルで地味だ。

けれどもそこは根拠の無い期待が生まれて来ては消える場所だ。

とても「めくるめいて」いてそれを丘のような所から面白く眺めるのが自分なのだ。


結果へのもくろみはいつしか忘れてしまう。

2017年8月25日金曜日

ことばの生まれる景色 Ⅱ



東京・荻窪の本屋さんTitleで今年2度目の展覧会。
今回もTitleの辻山さんが選書された本に自由な解釈で絵を描かせていただいた。
読んで描く。夏休みの課題図書といった趣で楽しい時間だった。
ぜひどうぞ。



nakaban × Title exhibition 「ことばの生まれる景色 Ⅱ」
8月26日(土)~9月4日(月) 12:00~21:00
会場:Title
〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2

一冊の本には、その作家の体験と結びつき、そこからしか生まれてこなかったことばがある。そんなことばが生まれたその源へと遡り、そこで見える景色について描かれた絵。

Title・辻山良雄が十数冊の本とその中の一節を選び、nakabanがそこから絵を描いた。もう一つの、ことばの景色。ふたたび。

展示作品(抜粋) J.D.サリンジャー『フラニーとズーイ』/ ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』/ カフカ『城』 / フォークナー『八月の光』 / 宮沢賢治『注文の多い料理店』 / 村上春樹『1973年のピンボール』 / マーシャ・ワイズ・ブラウン『おやすみなさいおつきさま』……and more



2017年8月19日土曜日

aug 19

熊本のさかむらにて。
中神さんのピッチャーとラファエルのダガー筆。

2017年8月14日月曜日

glass mobile




ガラス作家・中神牧子さんからお預かりしたすばらしいパーツを用いたモビールが完成。
箱もきちんと。
本日から「さかむら」の「透明な夏の展示会」に出品する。
ご覧いただけたら嬉しい。




2017年8月12日土曜日

aug 12



京都 nowaki「nakaban個展」はいよいよ明日まで。
絵の中の景色が終わり始めた夏とシンクロしてるかもね。



2017年8月9日水曜日

透明な夏の展示会





ガラス作家の中神牧子さんとの二人展を企画していただいた。

透明な夏の展示会。
とゆってみる。
ありそうでないタイトルだ。
透明なのは夏だろうか、それとも展示作品?

熊本の さかむら にて明日から。
8/10(木)-26(土) 12-21時 日曜定休 
熊本県熊本市中央区南千反畑町5-15
僕はデッサンを描いてとても長い時間をかけて額装したものを。
中神さんの作品を送っていただき、それをモティーフに描かせていただいたものもある。

僕は18日、19日はんぶん 在さかむら予定。
それ以外の日は透明人間という事で、ごめんなさい。

展覧会は九月に福岡の望雲さんに巡回。
今回は会期が長いのでところどころで作品を追加しながら。

展示初日のワークショップってのは大変なので毎回お断りしてるのについ、引き受けてしまった。
なので珍しい機会であると思う。ってこれえらそうに読めてしまったらごめんなさい。
今回は巡回だったからこそ実現できたレアチーズケーキということで。

2017年8月2日水曜日

aug 2




nowakiの個展に出してる展示作品から。
群馬県桐生市の大川美術館にあるピカソのエビの絵が好きで、もうあの絵を観たのは十年以上前なのにいまでも鮮やかに記憶に残っている。僕もひそかにエビを描きたいなと思っていた。客船のポスターはとあるレストランに貼られていたもの、薄闇の中の電話ボックスは好きなモチーフ。巻かれた紙と同じくらい好きだ。